不動産屋の日常 ~仕事中にあった不思議なこと、笑えたこと~

「不動産屋さんの仕事って、毎日物件を見て、契約して…なんかカッコいい!」

そう思われがちですが、実は私たちの日常は、ドラマティックな出会いから、思わず「え!?」となるハプニングまで、予想外の連続なんです。

今回は、私たち現役不動産屋が経験した、クスッと笑える、ちょっぴり不思議な「日常の一コマ」を、こっそりご紹介しちゃいます。


エピソード1:内見中、なぜか始まった「家族会議」

ある日、築浅の一戸建てを内見案内していた時のことです。お客様は、小学生のお子さん2人を含む4人家族。リビングや各部屋を順調に見て回り、いよいよ最終確認というタイミングでした。

その時、お子さんの一人が急に立ち止まって、真剣な顔で両親に言ったんです。

「ねぇ、お父さん、お母さん。このお家、なんかヘンだよ!」

突然の問いかけに、私もご両親もポカン。すると、もう一人のお子さんも続き、

「そうだよ!古くて怖いしおばけが出そう!

…と。

ご両親は苦笑いしながらも、子どもたちの意見に真剣に耳を傾け始めました。結局、その物件は契約には至りませんでしたが、後日、ご両親から「子どもたちが納得できる家をもう一度探したい」とご連絡をいただきました。

【不動産屋の本音】

正直、最初は「え!!オバケ!?」と焦りました。でも、住まい探しって、家族みんなが納得することが一番大切なんだと改めて感じた出来事です。お子さんの「率直な意見」が、ご両親にとっての物件選びの最終的な決め手になることって、意外と多いんですよ。(実際にオバケはいうかどうかは分かりませんでしたが、毎日住む家ですから家族みんなが安心できる家をご紹介したいですね😊)


エピソード2:鍵が開かない!からの「え、そこ!?」事件

これは、賃貸物件の内見でよくある話…と言いたいけれど、ちょっと予想外の展開になった時のことです。

「〇〇様、本日はこちらのマンションをご案内しますね!」

意気揚々と物件に着き、鍵を取り出して玄関の鍵穴に差し込みました。…が、回らない。何度やっても、カチャリとも言いません。

「あれ? おかしいな…鍵の差し込み方が悪いのか?」

お客様に申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、鍵穴を覗き込んだり、ガチャガチャ回したり、試行錯誤すること数分。額には冷や汗がにじみます。お客様も「もしかして、もう契約が決まっちゃったんですかね?」と心配そうな顔。

その時、私の背後からお客様の声がしました。

「すみません、もしかして、そっちの扉じゃないですか?

振り向くと、お客様が指差す先には、私がずっと格闘していた扉のすぐ隣に、もう一つ、全く同じ見た目の扉が…。

そう、私が開けようとしていたのは、なんと隣の部屋のドアだったんです!

【不動産屋の本音】

これはもう、不動産屋の「あるある」を通り越して「恥ずかしい」エピソードです。特に同じマンションで似たような間取りが並ぶと、稀にやってしまうんです…。お客様の冷静なツッコミに、顔が真っ赤になりました。しかし、こんな失敗談も笑い話になるのが、不動産屋の面白いところかもしれません。どんな時も、最終確認は大事だと身に染みた一日でした。


エピソード3:ベランダに潜む「謎の訪問者」の正体

先日、空き家になったばかりの一戸建ての管理に行くと、異変に気づきました。2階のベランダの隅に、何やら白い塊が…。

「ん? 何だろう?」

近づいてよく見ると、それは、かなり大きな「鳥の巣」! しかも、まだ温かそうな卵が、ちょこんと2つ…。どうやら、物件が空室になった途端、鳥が「ここだ!」とばかりに住み着いてしまったようです。

慌ててオーナー様に連絡。「どうしましょう!?」と尋ねると、オーナー様は笑いながらこう言いました。

「ああ、彼らですか。毎年、この時期になると遊びに来るんですよ。ちょうど巣立ちの時期なんで、もう少ししたら静かになりますから、そっとしておいてあげてください。」

…まさかの「毎年恒例の訪問者」だったんです。内見の際は、お客様がベランダに出られないように、そーっと鍵をかけて対応しました。

【不動産屋の本音】

空き物件のベランダに、鳥や虫が巣を作ることは珍しくありませんが、ここまで堂々と「住み着いている」ケースは初めてでした。生物にとっては、最高の「穴場物件」だったのかもしれませんね。自然との共存も、空き家管理の立派な業務の一環なんだな、と実感しました。人間以外の「入居者」にも、私たちは配慮が必要ですね😊


いかがでしたでしょうか? 不動産屋の日常には、物件の数だけ、お客様の数だけ、面白い出来事が転がっています。

これからも、私たちが体験した「不動産屋の日常」を、このブログでこっそりお伝えしていきますね。

あなたが物件探しで体験した、ちょっと面白いエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてください!

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間取り図ミステリー ~この線、一体何を意味する!?~

不動産屋で働いていると、時々出会うんです。「え?この線、何!?」と思わず二度見してしまうような、奇妙な間取り図に。一見すると無駄に見えるスペース、不自然な壁の配置、そして誰も知らない謎の出入り口…。

私たちはこれを「間取り図ミステリー」と呼んでいます。今回は、そんな数々の謎を秘めた間取り図の中から、特に印象深かった二つの事例を、名探偵さながらの鋭い洞察力(と、たまに妄想力)で解き明かしていきましょう。

間取り図は、単なる部屋の配置図ではありません。そこには、住人の暮らしぶりや、建物の歴史、時には驚くべき秘密が隠されているものなんです!


File.1 突然現れた謎の壁! ウォークインクローゼットじゃない?

まずは、とある中古戸建ての間取り図から。築20年、ごく一般的な4LDKのファミリー向け物件です。しかし、2階の廊下の一角に、妙に分厚い壁が…。収納の表示もないのに、なぜこんなに厚みがあるのか、疑問に思いました。

「これは一体…? ただの壁にしては不自然すぎる…」

内見時も、お客様は皆この壁の前で立ち止まり、「ここに収納があればいいのにね」「ウォークインクローゼットにできたら便利なのに」と口々に言います。しかし、その厚みの割に、何の設備も、扉もない。まさに「謎の壁」でした。

私の脳裏には、映画で見た「隠し部屋」の光景がよぎります。まさか…!?

【不動産探偵の推理】

この「分厚い謎の壁」が意味するものは、いくつか考えられます。

  1. 耐震補強: 後から耐震性を高めるために、内部を補強した結果、壁が厚くなった。
  2. 防音対策: 過去に楽器演奏など、音の出る趣味を持っていた住人のために、防音壁として厚みを持たせた。
  3. 構造上の都合: 上階や屋根の重みを支えるための「構造壁」で、たまたま厚みが必要だった。

しかし、この壁の場所と、家全体の築年数を考えると、もっと身近で面白い可能性が浮かび上がりました。

【明かされた真実(とロマン)】

オーナー様から、この家のリフォームの歴史を伺って判明した真実! 実はこの壁、かつてこの場所にあった「ニッチ(飾り棚)と造り付けのテレビ台」の撤去跡だったのです!

前のオーナー様は、リビングをスッキリ見せるために、壁を凹ませたニッチと、それに合わせた造り付けのテレビ台を設置していました。しかし、引っ越しが決まり、次の住人が好きな家具を置けるようにと撤去。しかし、ニッチの凹み部分を平らに埋め戻した結果、その部分だけ壁が厚くなってしまったというわけです。

お客様が「収納にしたい」と言ったのも納得です。かつてお気に入りの小物やテレビが置かれ、家族団らんの中心だった場所が、今はただの分厚い壁に。しかし、この壁の向こうには、家族の楽しい思い出と、時代と共に変化するインテリアの流行が詰まっていたのですね。

この謎の壁は、単なる壁ではなく、「消えたテレビ台の記憶」だったのです。


File.2 リビングの一角にポツン…謎の「デッドスペース」の正体

次に紹介するのは、築15年ほどのマンションの間取り図です。リビングの一角に、どう考えても使い道のない妙な形のくぼみ(デッドスペース)がありました。

「これ、一体何に使うんだ…?」

内見時も、お客様は皆このくぼみを指差して、「ここにぴったり合う家具なんてないよね」「もったいないスペースだね」と口々に言います。収納にするには狭く、かといって飾り棚を置くにも中途半端なサイズ。まさに「謎のデッドスペース」でした。

私の脳裏には、何か特別な物を置くための、秘密のスペースという妄想がよぎります。まさか、ペットの隠し通路!?

【不動産探偵の推理】

リビングの一角に不自然なくぼみがあるケースで、考えられる理由はいくつかあります。

  1. 梁(はり)や柱の出っ張り: 構造上必要な梁や柱が、たまたまその位置に出てきてしまった。
  2. 配管スペース: エアコンの室外機への配管や、共用部の配管を隠すために、壁が凹んでいる。
  3. 建具の関係: ドアや引き戸を開閉するスペースを確保するために、意図的にくぼませた。

しかし、このマンションの造りや、デッドスペースの形状を考えると、もっとシンプルで身近な理由が浮かび上がってきました。

【明かされた真実(と意外な趣味)】

売主様からお話を伺って、その謎はあっけなく解けました。なんと、このくぼみはかつて「巨大なワインセラーの設置場所」だったのです!

前のオーナー様は、熱心なワインコレクターで、リビングに特注の大型ワインセラーを置いていました。引っ越しの際にセラーは撤去されましたが、そのセラーのサイズに合わせて作られたくぼみだけが残っていたというわけです。

お客様が「使い道がない」と感じたそのスペースは、前のオーナーにとっては、自慢のワインコレクションを眺めるための「聖域」だったのですね。

この謎のデッドスペースは、単なる無駄な空間ではなく、「消えたワインセラーの夢の跡」だったのです。


いかがでしたでしょうか? 間取り図一つにも、これだけの物語が隠されているなんて、不動産って本当に奥深いですよね。

あなたも、もしご自宅や気になる物件の間取り図で「この線、一体何!?」と思った場所があれば、ぜひ私たち不動産屋にご相談ください。もしかしたら、想像もしなかった「ミステリー」が隠されているかもしれませんよ?

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タイムスリップ不動産 ~もしあの物件が今にあったら?~

「昔の家って、どんな感じだったんだろう?」

そう思ったことはありませんか? 時代劇で見る長屋、明治の文豪が住んだ洋館、はたまた昭和レトロな団地…。もしも、そんな昔の物件が今の時代にタイムスリップしてきたら、一体どんな価値を持つのでしょうか? そして、私たちはそこに住みたいと思うでしょうか?

今回は、私たち不動産屋がタイムスリップして発見した「幻の物件」を、現代の視点で徹底解説! 歴史ロマンと不動産ミステリーが融合した、特別な物件案内へようこそ!


一、もしも江戸時代の長屋に住んでみたら? ~庶民の暮らしと隣人愛~

時は江戸時代、文化文政の頃。活気あふれる江戸の町で、多くの庶民が暮らしていたのが長屋です。木造平屋建てが主流で、多くは「九尺二間(約2.7m×約3.6m)」という狭小スペース。共同の井戸やトイレを使うのが当たり前でした。

【仮想物件:江戸情緒あふれる「粋」な長屋】

もしこの長屋が現代にタイムスリップしてきたら、どんな物件になるでしょう?

  • 物件概要: 木造平屋建、専有面積約10平方メートル(約6畳)。風呂・トイレ共同(シェアハウス形式)、井戸水利用可(浄水器必須)。
  • 立地: 現在の福岡市博多区上川端町あたり。中洲の賑わいや川端商店街の活気を肌で感じられる、まさしく一等地!
  • 現代の価値: これだけ狭くて共同設備となると、現代の賃貸相場では正直厳しいでしょう。しかし、「体験型宿泊施設」としてなら、外国人観光客や歴史好きにはたまらない超プレミアム物件になるはず! 1泊1万円以上の価値はありそうです。

【当時の暮らしと現代の比較】

長屋の魅力は、何と言ってもコミュニティの密着度です。

  • 当時の住み心地: 隣との壁は薄く、話し声も筒抜け。プライバシーはほぼゼロですが、その分、困ったときはお互い様。ご近所付き合いはまるで家族のようでした。「向こう三軒両隣」という言葉通り、助け合いながら暮らすのが当たり前。子供たちも長屋中みんなで育てたと言います。
  • 現代の視点: 今のマンションやアパートと比べると、騒音問題やプライバシーの確保が大きな課題ですね。共同生活に抵抗がある人には厳しいかもしれません。しかし、コロナ禍を経て人との繋がりが見直される今、「隣人との交流」を求める人にとっては、実は理想の暮らし方なのかも。SNSで繋がるだけでなく、リアルな温かさに飢えている人にとっては、まさに究極のソーシャルディスタンスゼロ物件と言えるでしょう。

【もしもエピソード】

もし、あの坂本龍馬が江戸にいた頃、この長屋に住んでいたら…?

「おい! お隣さん! 今晩、フグ鍋やっぞ! 寄ってかねぇか!」 「へへっ、龍馬さん、いつも景気がいいっすね! じゃあ、酒持って行きますぜ!」

…なんて会話が聞こえてきそうですね。時代を変える大仕事の裏には、案外こんな気さくな長屋での交流があったのかもしれません。


二、もしも戦後の文化住宅に住んでみたら? ~復興と希望、そして工夫~

終戦後、急速な復興期を迎えた日本。住宅不足を解消するため、全国各地に建てられたのが文化住宅です。現代の私たちには馴染みが薄いかもしれませんが、木造二階建て、玄関独立型で台所と居間が一体となった間取りは、当時の人々にとって憧れの的でした。

【仮想物件:昭和レトロモダンな文化住宅】

この文化住宅が、現在の福岡市城南区別府あたりにタイムスリップしてきたら…?

  • 物件概要: 木造二階建て、2DK(台所兼居間+和室2部屋)、専用風呂・トイレ付き。延床面積約40~50平方メートル。
  • 立地: 福岡大学にも近く、学生さんや単身者、または若い層にも人気のエリア。交通の便も良く、住みやすい環境。
  • 現代の価値: 今のマンションと比べると、耐震性や断熱性で劣る部分はあるものの、独立性の高さや庭付き(場合によっては)というメリットは大きいでしょう。レトロブームも相まって、リノベーション前提の売買物件として、坪単価で言えば、現在の相場と同等か、手頃な価格帯での人気が出そうです。特に、セカンドハウスや事務所兼住居としても需要がありそうです。

【当時の暮らしと現代の比較】

文化住宅は、戦後の人々の「新しい生活への希望」が詰まった建物でした。

  • 当時の住み心地: 共同生活だった長屋から一転、専用の玄関や風呂、水洗トイレ(後に普及)はまさに画期的。台所と居間が一体となったダイニングキッチンは、家族団らんの中心でした。狭いながらも、自分たちだけの空間を持てたことは、当時の人々に大きな喜びを与えました。
  • 現代の視点: 今の基準では「コンパクト」な間取りですが、当時の人々が工夫して暮らしていた様子が目に浮かびます。LDKが当たり前の現代から見ると、台所と居間が繋がることで生まれる「見守りやすさ」や「家族の距離の近さ」は、むしろ今の住宅に足りない要素かもしれません。無駄を省いたシンプルさは、ミニマリスト志向の現代人にも響くかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか? 時代を超えても変わらない「住まい」への願いや、その時代ならではの工夫。今の私たちの暮らしにも、きっと通じるものがあるはずです。

さて、あなたなら、どの時代の物件に住んでみたいですか? その理由もぜひ教えてください!

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